缶詰・びん詰

カニやサケなどの魚介類缶詰の中身に、無色透明で小さなガラス状の結晶が混ざっている場合がありますが、これは「ストラバイト」と呼ばれるものです。缶詰を加熱殺菌する時に、魚介類の肉質に含まれる微量のマグネシウム・アンモニウム・リン酸塩が結合して生じるものです。召しあがっても胃の中で溶けるので、お身体に害はありませんが、大きいものは、口腔を怪我させる可能性がありますのでご注意ください。

賞味期限は保存テストを行い、おいしく安全にお召し上がりいただける期間を設定しています。
缶詰の賞味期限は製造から主に3年間、びん詰は中身によって製造から主に1～2年間と多少の違いがあります。

缶詰は常温で保管いただくことを想定して商品設計をしている商品です。『直射日光・高温多湿をさけて保存』するのが、商品にとっては最も適しているので、なるべく、そのような場所で保管をお願いします。
なお、冷蔵庫で保管をされると、扉の開け閉めなどで結露が発生するため缶の種類によっては錆びが発生し、密閉性が損なわれる可能性もあるのでお控えください。

開封後は微生物などの影響を受けることから、食べきれなかった場合は、別の容器に移し替えてラップをするか、蓋のある容器に移して冷蔵庫で保存し、一両日中にお召し上がり下さい。

賞味期限は、商品が安全においしく召しあがれる期限を表示しています。 未開封の缶詰・びん詰は、賞味期限が過ぎてしまってもすぐに食べられなくなるものではありませんが、味や風味が落ちたり、食感が悪くなったりといった品質の低下が予想されますので、おすすめできません。ぜひ賞味期限内にお召しあがりください。
「災害用」と区別せず、日常的に買い足し、それ以前に購入されたものを召しあがる、「ローリングストック」を行うことで、常に一定の賞味期間が保てます。

おさかなのソーセージを例にした「ローリングストック」のご案内

厚生労働省が定めたガイドラインに基づき、開封していない状態で、パッケージに記載の保存方法で保存した場合に、おいしく安全にお召し上がりいただける期間をメーカーとして定めています。
それぞれの食品ごとの特性により、おいしく安全にお召しあがりいただける期間を設定するため、「微生物検査」、油脂の酸化などの「理化学試験」、食感・味・外観・色調など「官能検査」の各検査を行い設定しています。

開封後のびん詰は、ご家庭で作るお料理と同様、傷みやすいため、冷蔵庫で保存してお早めにお召しあがりください。
瓶から中身を取り出す時は清潔なスプーンなどをご利用ください。

EPAはエイコサペンタエン酸、DHAはドコサヘキサエン酸の略で、どちらも不飽和脂肪酸のオメガ３に分類されます。主に青魚の油に多く含まれ、体内でほとんど作ることができない必須脂肪酸です。
EPAは、血小板の凝集を抑え、血液をサラサラにして血栓による病気を予防するほか、血中の脂肪、コレステロール濃度を下げることで健康に良いとされています。
一方、DHAは、脳・神経の発達にとって必須成分と考えられています。
毎日の食生活でEPAとDHAを積極的に摂り入れてください。

缶詰は、缶に原料を詰め、中の空気を抜いて密封し、高温高圧で加熱殺菌をした後に冷却するという工程で作られているため、素材に含まれる栄養価は安定的に保存されます。
また、高温高圧の加熱殺菌により骨までやわらかくなり、不足しがちなカルシウムも手軽に摂取でき、空気に触れることで酸化しやすいEPAやDHAもそのまま残っています。

「商品紹介」＞「商品検索」のページで「アレルギー物質から検索する」を選択し、調べることができます。

アレルギー物質から検索する　卵を含めないニッスイ商品

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アレルギー物質から検索する

「商品紹介」ページに掲載されていないニッスイ商品につきましては、お客様サービスセンター（0120-837-241）にお問い合わせください。

アレルギーの項目にある「魚介類」は、たん白加水分解物・魚醤・魚醤パウダー・魚肉すり身・魚油・魚介エキスの6種類の原材料の中に、製造工程上の理由などによって、どの種類の魚介類が含まれているか特定できない場合に限り認められている表記です。食品表示法で表示が義務付けられている8品目および表示が推奨されている20品目の原材料には含まれていません。

缶詰は、高温高圧で加熱殺菌されているので、そのまま召しあがれます。温めたい場合は、中身を器に移しかえ、ラップをかけて電子レンジであたためてお召しあがりください。また、缶汁も含めて料理素材としてもご利用いただけます。

ニッスイ 缶詰・びん詰レシピはこちらから

缶詰の汁は、味付け缶詰だけでなく、水煮缶の場合もお使いいただけます。
たとえば、ほたて缶詰・かに缶詰の汁は、ほたてやかにのうま味や風味が含まれています。さばなどの青魚の缶詰の場合はEPAやDHAも含まれています。

【電子レンジで温める方法】

中身を耐熱器に移しかえ、ラップをかけて電子レンジであたためてください。
※開封・未開封に関わらず缶ごと電子レンジで加熱するのは、電子レンジの電磁波が缶に反応しスパークして電子レンジが壊れたり、缶が破裂するなどの危険がありますので絶対におやめください。

【鍋で温める方法】

中身を鍋に移して温めてください。
※未開封のままの湯せんは、中身が膨張するため、破裂などの危険性があるのでおやめください。
※開封・未開封に関わらず缶詰を直火にかけないでください。缶が破裂するなどの危険があります。また、缶詰の内面は、中の食品を保護する目的で金属に塗料やフィルムなどの有機膜で被覆されています。この有機膜は、缶詰の加熱殺菌中に金属からの脱離や、有害な物質が食品中に溶け出さないように設計されており、直火のような極めて高温で加熱することは想定していません。

ふたに表示された矢印が自分と並行になるように置いて、缶の胴部分をしっかり持ちます。

1. 1.つまみ部分を真上に引き上げます。
   ※つまみをひねると引きちぎれてしまうのでご注意ください。
2. 2.つまみを矢印の方向にシールをはがすように、まっすぐ引きます。
   ※ふたは鋭利なため、手を切らないようご注意ください。

開け方を動画でもご紹介しています。
動画はこちら

商品パッケージに記載しています。国内工場で製造した商品は、工場名と所在地（または工場固有記号）を、海外工場で製造した商品は製造が行われた国名を原産国名として記載しています。

【パッケージ表示例】

缶詰の外観を確認して、蓋と缶胴のつなぎ目（フチ）が歪んでいるもの、液汁が漏れているもの、缶のフチ(巻き締め)や継ぎ目部分に傷のあるもの、缶全体がゆがんでいるものは密閉性が保てていない可能性があるので避けた方がよいです。
缶詰の外側に付いた少々のさびやへこみは中身に影響しませんので、気にする必要はありません。
なお、蓋がアルミシールの場合（「スルッとふた」や「SuiSuiオープン」）は、蓋の中央が少し凹んでいるものをお選びください。

缶詰の「オイルサーディン」とは小型のいわし類を油漬けにして加熱調理させた食品、「アンチョビ」とは、かたくちいわし科の小魚を塩漬けにしてから熟成および発酵させた食品です。製造方法の違いから、『オイル・サーディン』と『アンチョビー』は味の異なる別の商品とお考え下さい。

「機能性表示食品」とは、企業の責任において、科学的根拠にもとづいた機能性を表示した食品のことです。販売前に、安全性および機能性の根拠に関する情報などを消費者庁へ届け出ますが、「特定保健用食品(トクホ)」とは異なり、消費者庁の個別の許可を受けたものではありません。

ニッスイの機能性表示食品