世界で需要が見込まれるEPAで成長し、ミッションに掲げる「健やかな生活とサステナブルな未来」を実現します。
事業概要
ニッスイは1970年代末から、50年以上にわたってイワシなどの青魚に含まれるEPAの研究や生産・商品化に取り組んでいます。
製薬会社とのEPAの共同研究を通じて、高度精製技術を確立し、1990年に閉塞性動脈硬化症、1994年にや高脂血症の治療薬として承認を得て、EPAの医薬品原料を生産・供給してきました。2021年にはFDA(アメリカ食品医薬品局)の認証を取得しました。また、EPAの持つ多様な作用に着目し、機能性素材としても生産・供給、さまざまな特定保健用食品・機能性表示食品・ サプリメント・調製粉乳・栄養剤・一般食品などに使用されています。
事業の強み
- グローバルネットワークを活かした魚油調達力
- EPA精製技術と生産機能世界屈指の粗油備蓄設備
- 酸化しやすく臭いのある魚油をほぼ無臭に近いレベルに脱臭する技術
- 食品にEPAやDHAを添加しても魚臭が抑制される技術
- 40年以上にわたり医薬品原料を供給してきた実績
事業展開分野
医薬品原料
- 1980年EPAの高度精製技術の確立に成功し、のちに世界に先駆けて医薬品原料の生産を開始しました。現在に至るまで40年以上もEPA製剤に向けた原料の安定供給を担っています。
機能性原料
- 高品質なEPA機能性原料として、サプリメントや調製粉乳・栄養剤・一般食品などのメーカー向けに生産・供給しています。
機能性食品
- EPA・DHAを含むドリンク・パウダー・グミなど、機能性素材を活用した製品を展開しています。
EPAサプライチェーン
ニッスイグループでは、国内外のグループ会社と連携して原料となるイワシ調達やイワシ油への加工・貯蔵、自社工場でのEPAの生産を行っています。原料のイワシ油は、ペルーなどから輸入している他、国産のイワシ油も使用しています。独自のEPAサプライチェーンと長年の研究による技術力をもとに、高付加価値製品を世界中にお届けします。