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お客さまの声から始まった、卵不使用すり身生産への挑戦
「おさかなのソーセージ」をはじめとしたフィッシュソーセージ、「活ちくわ」「海からのサラダフレーク」などのねり製品のパッケージには「卵を使っていません」というマークが入っています。
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「ニッスイお客様サービスセンター」へ寄せられたアレルギー関係のお問い合わせのうち、「卵」に関する質問・ご意見は約9割。当時、練り製品やフィッシュソーセージに使われるスケソウダラのすり身には卵白が使用されていました。すり身づくりから手がけるニッスイは、完全に卵を使わないすり身製品を提供しようと考えて、2001年秋に研究開発に着手しました。
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卵を使用しないことを徹底した生産体制
卵を使わないようにするために、すり身のグレードをあげたり、卵の代わりになる食品素材を検討するなど約2年の試行錯誤を経て、卵を使用しないフィッシュソーセージやねり製品が実現しました。
これらの製品は、製品に卵が混入する可能性のない工場で生産しています。さらに、すり身の生産工程と製品の生産工程の両方で卵の混入を防ぐ生産体制を整えました。できあがった製品に卵が入っていなことを確認する検査も行っています。
製品に使用する調味料などの副原料の調達先には、ニッスイから担当者が出向き、卵の混入防止対策を厳しく確認するなど、卵が混入しないように万全な体制をとっています。
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身近な商品だからこそ、安心して召しあがっていただきたい
該当の商品のパッケージには、「卵を使っていません」というマークを表示し、商品づくりに関する説明も記載しています。
卵アレルギーはごく微量の卵でも発症する恐れがあり、「卵を使っていない」と言い切るには、万全な生産・品質管理体制を整えて日々生産することが必要です。白身魚のすり身から製品になるまでの生産工程をすべて徹底的に管理しているニッスイならではの取り組みがこれを支えています。
おさかなのソーセージを使った卵を使わないレシピ