養殖事業は、2022~2024年度にかけて水揚げ規模を15%拡大していきたい。ぶりや銀鮭など国内養殖を中心に伸ばしていく。例えば、当社の完全養殖ぶりは他社が出荷できない夏場に出荷できる強みがあり、こうした差別化できる商品を磨いていくことが、水産市況の増減に強くなるとともに収益の安定化にもつながると考えている。加工商事は海外で水産物需要が堅調なことに加え、在庫管理を国内外で徹底してきたことも市況変動に打たれ強くなった要因と考える。今後も資源アクセス強化に加え、メーカー機能を高めることで高付加価値品(食材化)の比率を上げ、市況変動による業績のボラティリティを下げる取り組みを進めていく。