2022年8月4日開催
全社
売上高・営業利益は当初計画と比べてどの様な進捗か。各事業で上振れ・下振れ等について教えて欲しい。
水産は増収増益、食品は増収減益、ファインケミカルは増収減益でした。
水産
水産は好調に推移しているが、想定よりも上回っているのか?また今後も好調継続と考えて良いのか?
国内も海外も1Qは予想以上で推移した。現時点の市況は好調継続であるが、必ず潮目がある。高単価の在庫を抱え込まないよう、仕入れと在庫のマネジメントの徹底が必要と考えている。
国内養殖で原魚単価が上昇したとあるが、どの魚種か?
マグロが魚病による斃死で一部影響を受けた。
今期は国内養殖がぶりや銀ざけを中心に順調に推移すると聞いていたが、現状の好市況もあり、2Q以降も順調と考えて良いか?
ぶりは魚体重を増やすため1Qは出荷を抑制していた。2Q以降貢献していく。銀ざけも水揚げ実績は好調だったので、国内養殖は計画通り推移すると考えている。
食品
値上効果を期初93億円との見込みが、現時点での値上効果は74億円に縮小している理由は?また、計画に足りない分の打ち手は?
値上のタイミングにズレが生じているが、現在も交渉を続けている段階である。もし、原料高が続くようであれば、追加の値上げ検討が必要になると考えている。
値上後の販売数量減の影響、今後の消費者の心理についてどの様に考えているか?
1Qに行った値上後での数量は減っていない。何とか消費者の方々にご理解を頂いた状況。しかしながら、8月以降の状況については注視が必要と考えている。
ファイン
ファインケミカルの生産トラブルの詳細と供給への影響については?
油に色が付く「着色」があった。設備を整備し、9月に稼働再開の見込み。供給への影響はないと考えている。
高純度EPAビジネスのアップデートをお願いしたい。米国における販売の鈍化をどの様に取り戻すのか?将来、ジェネリックへの販売が可能なのか?
米国への販売鈍化に対しては対応を検討する。早期に欧州へ出荷できるよう品質保証強化・登録申請を進めている最中である。ジェネリックへの販売は明言は出来ない。