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2020年8月3日開催
在庫評価減は数億円の影響が出ている。在庫水準は減ってきており現時点で不良性の在庫はない。
本格的な出荷までは、アマリン社が当社を追加の原料供給会社としてFDAに申請してもらうこと。その後、FDAが当社の工場を査察して認可するという段階が必要となるが、想定よりやや遅れ気味で進んでいる。アマリン社によるFDAへの申請は9月頃に、FDAによる工場査察は年内にできればと考えているが、新型コロナウイルスの影響によりFDAの工場査察時期が不確定要素となっている。
5月の段階では、北米・欧州とも食品を中心に販売が7~8割程度減少する期間がある程度続くと見ていたが、順次回復している実績も出てきていることからマイナス幅を縮小した。水産事業の南米鮭鱒養殖事業については、色々な要素があるが、大きい要素として5月時点の想定よりも水産市況悪化の影響もあって販売価格が下がっていることが要素としてあげられる。
5月の時点では9月末まで新型コロナウイルスの影響が残る前提で、売上高約300億円、営業利益20億円のマイナスを見ていた。現状では年度内はある程度影響が長引くだろうと見ている。
業務用食品は外食産業、産業・学校給食向けの販売が落ちているが、生協・量販店のデリカ売場向けはそれほど落ちていない。当社は外食向けの販売構成比がそれほど高くないため、落ち込みが少なく済んでいる。
前期は養殖成績も好調で新しい養殖場の効果もあり水揚数量が多かった。今期は前期に比べれば養殖成績が下がり水揚数量も減る見通し。来期は今期と同程度になると思われる。
海外は1-12月決算ということもあり、海外の第2四半期は4-6月なので新型コロナウイルスの影響を大きく受けて非常に厳しい。第2四半期がボトムで、今後の新型コロナウイルスの影響次第だが、第3・4四半期は第2四半期に比べれば改善すると考えている。
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