東京イノベーションセンターは、環境負荷低減・周辺環境への適応・貢献を考慮し建設されました。
建物の環境性能を評価する、建築物総合環境性能評価システム「CASBEE」において、最高ランクの「Sクラス」に相当する内容になっています。ここでは、環境に対する配慮の一部をご紹介いたします。

環境に配慮した設備を搭載

再生可能な自然エネルギーを活用。CO2排出量を約15%削減

必要な電力の10%を太陽光発電でまかなうなど、再生可能エネルギーの活用を推進。さらに、夜間電力を利用した氷蓄熱など省エネルギーを促進する技術により、CO2の総排出量は一般の研究所に比べ約15%の削減(※)を実現しています。

清水建設の調査による

風力発電

恵まれた自然環境と立地条件の良さを生かし、風力発電と太陽光パネルを組み合わせた自然エネルギーの有効活用にも取り組んでいます。ここで発電される電力は、主に戸外の夜間照明システムとして利用されます。

太陽光パネル

太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する発電方式である太陽光パネルを、作業等の2階屋上部分に設置しています、85kwの出力を持ちます。その他の省エネルギー対策として、深夜電力を利用する給湯システムであるエコキュートや氷蓄熱ビルマルチの導入を行ない、CO2発生の抑制に関しても積極的に取り組んでいます。

屋上緑化

屋上を緑化することによって、夏期には室温の上昇を抑え、冬期には外に温度が逃げるのを防ぐ保温効果があり、結果的に冷暖房の軽減など省エネルギー効果が期待できます。東京イノベーションセンターの4F食堂前のテラスと並べて屋上庭園を配置し、社員の安らぎにも貢献するように期待しています。

建物の環境性能を評価する「CASBEE」で、最上級の評価を獲得

環境性能を評価する建築物総合環境評価システム「CASBEE」において、最高ランクの「Sクラス」を獲得しました。東京イノベーションセンターは、地球や地域と共生する、環境対応型研究所のモデルケースです。

周囲の自然環境とつながる研究所

森や緑を守るのは、海のために。宇津貫緑地との共生

東京イノベーションセンターに隣接する宇津貫緑地は、武蔵野の自然が残る緑地保全エリア。
その里山に棲息する多様な樹木や生物は、エリア特有の貴重な生態系を作っています。この生物多様性を守り維持するために、私たちは地元の方々との連携を深めるなど、さまざまな活動を通して貢献していきたいと考えています。

緑と共に生きる、「未来へつながる ニッスイふれあいのみち」

隣接する緑地保全エリアである宇津貫緑地の実生苗を敷地内に移植するなど、緑地との共生を推進。蛍の生息する沼に照明を漏らさないなどの配慮も行っています。また、従業員有志により植樹を実施し、「未来へつながるニッスイふれあいのみち」として、自然の森とふれあう緑の遊歩道を育んでいます。

植樹

東京イノベーションセンターがある八王子みなみ野シティは、環境共生都市を目指し、開発による環境への不可を抑えるためのさまざまな取り組みを行っています。また、ボランティアの社員による植樹会を行い、将来、大きな木に育てる試みを行っています。

ふれあいのみち