水産事業は将来的に営業利益率を5%にしたいと考えている。21年度の営業利益率は4.4%であり、これを5%にしていくことは可能だと思う。魚価の上昇だけでなく、流通プラットフォームのようなお客様に近いところで水産物を加工してお届けするビジネスをプラスしていくことで利益率を上げていく。お客様にお役立ちできるような商品、お客様にとって扱い易い商品を増やすことで利益率も上がっていくと考える。国内養殖事業も拡大の余地がある。例えば当社でも、岩手県で取り組んでいるサーモン養殖は、地元の漁協等と協力しながら行っている。残念ながら日本の沿岸水産業は徐々にシュリンクしているが、これからも養殖適地である地元の漁協や地方自治体の皆様と協力していくことで水産事業全体の利益率を上げていきたい。