2025年版ニッスイオリジナルカレンダーが第76回全国カレンダー展「日本マーケティング協会賞」を受賞

2024年12月23日

 株式会社ニッスイ(代表取締役 社長執行役員 浜田 晋吾、東京都港区)が制作した2025年版ニッスイオリジナルカレンダー(特装版)が、第76回全国カレンダー展(主催:一般社団法人日本印刷産業連合会・産経新聞社、後援:経済産業省・文部科学省・独立行政法人国立印刷局、日本商工会議所ほか)において、応募作品403点の中から、特別賞のひとつである「日本マーケティング協会賞」および第1部門(BtoB向け企業カレンダー)部門賞の「金賞」に選出されました。

 ニッスイオリジナルカレンダーの同展入賞は、第54回(2003年、特別賞・企画/デザイン部門)・第74回(2023年、実行委員会奨励賞)・第75回(2024年、最高賞「経済産業大臣賞」)に続いて4回目です。

 受賞作は、昭和初期のニッスイの創業・拡大期に設置された、民間初の水産研究機関である「早鞆(はやとも)水産研究会」(のちの「早鞆水産研究所」「日産水産研究所」)の生物部が漁場の調査や魚類の研究の一環として制作した「魚譜」を使用したカレンダーです。

 魚譜とは魚類を微細に描写した図であり、その制作は研究の責任者であった熊田頭四郎(くまだ・としお)氏らによって約20年間にわたって行われました。画家がトロール漁船に乗船して漁業の現場で観察とスケッチを繰り返して描いた魚類のありのままの姿は、千数百点におよぶ精緻で繊細な原色描画として現在まで残されています。
 この歴史的財産ともいえる研究成果を使用して、ニッスイは1961年の創業50周年を機に図鑑『日本水産魚譜』(檜山義夫・安田富士郎編著)を、また50年後の2011年には創業100周年を記念し新たな『日本水産魚譜』(上野輝彌・坂本一男編著・監修)を刊行しています。

 ニッスイは2022年度より長期ビジョン「Good Foods 2030」のもと「人にも地球にもやさしい食を世界にお届けするリーディングカンパニー」を目指し、健やかな生活とサステナブルな未来を実現する新しい"食"の創造にまい進しています。
 その根底には、創業の功労者である国司浩助(くにし・こうすけ)氏が提唱しのちの2001年に「創業の理念」として位置づけた「水の水道におけるは、水産物の生産配給における理想である」を筆頭に、水産物のグローバル・サプライチェーンの形成や研究開発の重視など、創業期からの変わらぬ志が脈々と流れています。

以上

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