「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」(鳥取県・船上山)で 森林保全活動を実施

2024年10月29日

 株式会社ニッスイ(代表取締役社長執行役員 浜田 晋吾、東京都港区)は、大山隠岐国立公園内の船上山(せんじょうさん)の森林に2018年に設けた「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」での森林保全活動を、10月26日に実施しました。この活動は、2018年10月30日に鳥取県および同県琴浦町と締結した森林保全・管理協定に基づいて行われているものです。

 同県境港市は、ニッスイグループの弓ヶ浜水産株式会社がギンザケなどの養殖事業を、同じく共和水産株式会社が漁業を営む拠点としています。

 今年の活動は、ニッスイグループ企業の弓ヶ浜水産・共和水産およびニッスイの役職員が参加しました。なお、当日は鳥取県緑化推進委員会主催「みどりの少年団交流集会」も開催され、交流集会のプログラム運営に協力しました。6名の小学生がニッスイ・弓ヶ浜水産・共和水産・鳥取県のレクチャーを受講、「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」での保全活動を共に行いました。同交流集会への協力は2023年に続き5回目です。

 ニッスイは、「サステナビリティ行動宣言」で「環境負荷の低減および自然環境と生物多様性の保全に努める」と掲げており、2023年度に見直したマテリアリティ(重要課題)のひとつに「海洋の生物多様性の主流化」を挙げています。
 海洋の生物多様性は水源である森林の環境と密接に関わっており、その水源涵養機能を守ることは海の恵みを享受して事業を行っているニッスイおよびニッスイグループにとって意義ある活動です。ニッスイは今後も鳥取県や琴浦町、地域の関係各所と連携して活動を継続していきます。

■開催概要
○主  催:株式会社ニッスイ
○開 催 日:2024年10月26日(土)
○会  場:「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」(鳥取県・船上山)
○参加者・参加者数:弓ヶ浜水産および共和水産役職員、ニッスイ役職員、鳥取県および同県琴浦町などの関係者、みどりの少年団交流集会関係者、総勢66名(昨年は77名)
○実施内容:開会式では、来賓として鳥取県中部森林組合代表理事組合長の加藤栄隆氏、鳥取県農林水産部水産振興局長の鈴木由香利氏が挨拶しました。その後、2018~19年に植樹した区域およびその周辺の下草刈りを実施しました。

【対象区域の概要】
 名 称:「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」
 所在地:鳥取県東伯郡琴浦町大字山川字勝田川頭西平807-4
 面 積: 5.85ヘクタール
 船上山と船上山ダムの間に立地する、東京ドーム約1.2個分の広葉樹林です。
 保全活動を開始した段階では一部の樹木に枯死が見られ、森林整備が必要な状態でしたが、2018~19年に一部区域に植樹を行い、
 その苗木の80%程度が順調に生育している状況です。

以上

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