ニッスイグループ、ヨーロッパ水産事業を拡大

2023年12月08日

 株式会社ニッスイ(代表取締役 社長執行役員 浜田 晋吾、東京都港区)の100%子会社で水産商事事業を営むノルディック・シーフード社(以下「ノルディック社」)は、現地時間2023年12月4日付でオランダの鮮魚の調達・加工機能を持つマキシマ・シーフード・ホールディング社(以下「マキシマ社」)の株式の過半数を取得して連結子会社としました。
 2030年に向けたニッスイの長期ビジョン「Good Foods 2030」におけるグローバル展開の加速の一環として、鮮魚調達・加工機能の取得を機にヨーロッパにおける水産事業をさらに成長させていきます。

 ノルディック社は欧州各国に販売拠点を構え、欧州全域のお客さまに多様な水産物をお届けしています。エビ・サーモン・イカやタラ類などの魚種を幅広く調達し、お客さまのニーズに沿ったきめ細やかな販売体制に強みを持っています。マキシマ社は地場で水揚げされる鮮魚や日本産ホタテの加工販売を行っています。
 ノルディック社は今回取得したマキシマ社のほか、デンマークで養殖魚を中心に加工するぺスカ・ノルディカ社(2004年ノルディック社により設立)およびデンマークで地場鮮魚を加工するデンソ社(2023年取得)とともに、ヨーロッパ産の地場のタラ・カレイに加え、ホタテ・ブリなど日本からの輸出水産物の加工・販売機能を拡充し、健康志向や環境意識が高まるヨーロッパにおいて事業を拡大します。

 このたびのノルディック社の事業規模拡大により、ニッスイグループは英国のフラットフィッシュ社(2019年取得)の鮮魚調達・加工事業、同じく英国のリーガルフィッシュ社(2022年取得)による水産品宅配事業、デンマークの陸上サーモン養殖事業を営むダニッシュサーモン社(2020年資本参加)とシナジーを創出、ヨーロッパにおける水産物サプライチェーンを強靭化することで、お客さまへの提案力を強化し同地域におけるニッスイ水産事業のさらなる拡大を目指します。

ヨーロッパ水産事業に携わるニッスイグループ企業

【ノルディック・シーフード社 Nordic Seafoods A/S 概要】
本社所在地:デンマーク、ヒルツシャルツ市
代表者:ラース・オルセン
事業内容:水産物買付・加工・販売
設立:1987年
株主:ニッスイヨーロッパ社100%

【マキシマ・シーフード・ホールディング社 Maxima Seafood Holding B.V. 概要(取得後)】
本社所在地:オランダ、アイマウデン市
代表者:マルタイン・スピルト、マーティン・リーマー
事業内容:鮮魚加工・販売
設立:1974年

【デンソ社 DENGSÖ A/S 概要】
本社所在地:デンマーク、ハンソロム市
代表者:ビワ・デンソ
事業内容:白身魚を中心とした鮮魚のフィレ加工・販売
設立:2017年
筆頭株主:ノルディック・シーフード社

【ぺスカ・ノルディカ社 Pesca Nordica ApS 概要】
本社所在地:デンマーク、ヒルツシャルツ市
代表者:ラース・オルセン
事業内容:鮮魚加工・販売
設立:2004年
筆頭株主:ノルディック・シーフード社

以 上

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