グループ企業の日水物流㈱が「南港物流センター」を24年1月に開業予定、阪神港湾地区の保管機能を拡大
2023年10月02日
株式会社ニッスイ(代表取締役 社長執行役員 浜田 晋吾、東京都港区)のグループ企業で冷蔵倉庫業などを営む日水物流株式会社(代表取締役 新藤 哲也、東京都港区)は、大阪港湾地区の庫腹拡大のため、南港物流センターを2024年1月に営業冷蔵倉庫として開業予定です。
同センターは、商船三井大阪南港物流センターの冷蔵倉庫棟を賃借するものです。
日水物流㈱南港物流センターが入居予定の商船三井大阪南港物流センター
近年の阪神港周辺での貨物の増加により、大阪港湾地区冷蔵倉庫の保管スペースは逼迫する状況となっており、同地区での冷蔵倉庫の需要はさらに高まると見込まれます。
このたび開業する南港物流センターは国際・国内物流拠点である大阪南港地区エリアにあり、大阪南港コンテナターミナル後背地という好立地を活かして、輸入貨物を中心とする保管型冷蔵倉庫として運営します。車で15分の距離にある日水物流大阪舞洲物流センターをはじめとする同社既存の関西エリアの拠点と連携することにより事業基盤の安定化を図り、国内低温物流の担い手としていっそうのお役立ちを目指します。
なお、2023年度中に自然冷媒を使用した冷却設備の更新を計画しており、照明のLED化・トラックバースの密閉化工事もあわせて行い、環境負荷低減に取り組みます。
また物流2024年問題への対応を踏まえ、バース予約システムの導入により待機車両の解消に取り組み、庫内作業とバース管理を連携させるなど、物流の効率化による生産性向上を目指します。
同社では、2030年までに、保管設備能力の規模を拡大するとともに、3PL機能を強化して持続可能な事業構造と事業基盤の安定化を目指す計画です。
ニッスイグループの物流事業では、2030年に向けた長期ビジョン「Good Foods 2030」において、グループ企業の貨物取り扱いを中心とする保管型事業によりグループ事業の伸長とともに規模を拡大し、加えて3PL事業の拡大により成長することを目指しています。
その第一段階である中期経営計画「Good Foods Rceipe 1」(2023~24年度)では、物流2024年問題の解決に向けて、グループ企業との協働により、物流体制と機能を見直してより効率的かつ最適な物流体制の再構築を進めています。これを通じて、物流事業の従事者の働き方改革の実現、環境対応などの社会課題の解決に取り組んでいます。
【設備概要】
名 称:日水物流株式会社南港物流センター
所 在 地:大阪府大阪市住之江区南港東7-2-92
主 要 業 務:輸入貨物の保管・入出庫
構 造:鉄筋コンクリート造5階建、耐震構造
延 床 面 積:約12,176㎡
設 備 能 力:15,985設備トン(C級1,373設備トン、F級14,612設備トン)
トラックバース:11バース
【日水物流株式会社 会社概要】
本社所在地:東京都港区芝大門2-8-13
代 表 者:代表取締役社長執行役員 新藤 哲也
設 立:2007年4月1日
資 本 金:20億円
株 主:株式会社ニッスイ100%
事 業 内 容:倉庫業・通関業・貨物利用運送業従 業 員 数:479名(2023年4月1日)
事 業 所:本社
物流センター(仙台扇町・仙台港・船橋・八王子・東京・平和島・大井・川崎・安城・大津・大阪舞洲・伊丹・六甲・小倉・箱崎・甘木)
通関部(東京通関営業所・横浜通関営業所・大阪通関営業所)
以上