山口県の海洋プラスチックごみのアップサイクル官民連携事業に 今年度も参加
2022年12月02日
株式会社ニッスイ(代表取締役 社長執行役員 浜田 晋吾、東京都港区)は、山口県と株式会社丸久(代表取締役社長 田中 康男、山口県防府市、以下「丸久」)およびテラサイクルジャパン合同会社(代表 エリック・カワバタ、神奈川県横浜市、以下「テラサイクル」)などと、昨年度に引き続き今年度も官民連携事業"ONE FOR OCEAN"に取り組みました。
このほど「アップサイクル買い物かご」3,500個が完成して、11月19日より順次丸久グループ5店舗および同社寄贈により道の駅2店舗で使用が開始されます。
"ONE FOR OCEAN"は、山口県の海岸清掃で回収された海洋プラスチックごみを買い物かごにアップサイクルすることを通じて海洋ごみ問題の認知を図ることを目的に、同県や丸久、ニッスイおよびテラサイクルが2021年度に着手しました。同県の市・町や民間団体・企業などによる清掃活動で回収された海洋プラスチックの一部を使用した「アップサイクル買い物かご」3,000個を作成、丸久3店舗で使用しています。
2年目となる今年度は協賛企業が8社となり、5~7月の間実施された海岸清掃活動では14,402人が参加して65トンの清掃ごみと411個の海洋ごみを回収しました(*)。
「アップサイクル買い物かご」導入に先立って、山口県環境生活部部長・藤田昭弘氏、株式会社丸久代表取締役副社長・清水実氏をはじめ、長門市・阿武町・協賛企業の代表者などが参加して、11月19日にアルク防府店で記念セレモニーが開催されました。
今年度の"ONE FOR OCEAN" ポスター
アップサイクルによる買い物かご
ニッスイではサステナビリティの3つのマテリアリティ(重要課題)のひとつに「豊かな海を守り、持続可能な水産資源の利用と調達を推進する」を挙げており、海洋プラスチック問題は重点的に取り組んでいるテーマです。「プラスチック問題に対する基本方針」において、「海洋への流出防止」「事業活動での排出削減」「消費段階での排出削減」「社員ひとりひとりの取組み」を規定し、この問題を担当するプラスチック部会では、プラスチック資源の3R+R(リデュース・リユース・リサイクル+リニューアブル)を推進しています。
"ONE FOR OCEAN"の考え方はこれに合致することから、協賛しています。
* 今年度の"ONE FOR OCEAN"活動の詳細は以下をご覧ください。
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/40/101735.html
以上