「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」(鳥取県・船上山)での森林保全活動を実施

2022年10月18日

日本水産株式会社(代表取締役社長執行役員 浜田 晋吾、東京都港区、以下「ニッスイ」)は、大山隠岐国立公園内の船上山(せんじょうざん)の森林に2018年に設けた「おさかなをはぐはむ湧水と海を守る森」での森林保全活動を、10月15日に実施しました。
この活動は、2018年10月30日に鳥取県および同県琴浦町と締結した森林保全・管理協定にもとづいて行われているものです。
同県境港市は、ニッスイグループの弓ヶ浜水産株式会社がギンザケなどの養殖事業を、同じく共和水産株式会社が漁業を営む拠点としています。

今年の活動は、感染対策を考慮し、同県内のニッスイグループ企業の弓ヶ浜水産および共和水産関係者とニッスイサステナビリティ部門関係者などに限定して実施しました。また琴浦町若手職員によるプロジェクトチーム「TNG(The Next Generation)」が参加し、実施状況をSNSで発信する予定です。
保全活動の実施前に、鳥取大学農学部教授の日置佳之氏より、森林づくりと樹種の変遷に関するレクチャーを実施、また参加者が集めた落ち葉や木の実の解説も行われました。

ニッスイグループの「サステナビリティ行動宣言」では、「環境負荷の低減および自然環境と生物多様性の保全に努める」ことを挙げており、マテリアリティ(重要課題)のひとつに「豊かな海を守り、持続可能な水産資源の利用と調達を推進する」ことを挙げています。
水源地の涵養保全活動は、海の恵みを享受するニッスイおよびニッスイグループにとって意義ある活動であり、「琴浦町環境基本計画」を策定してさまざまな活動を展開する同町や地域の関係各所と連携して、今後のこの活動を継続していきます。

■開催概要
○主  催:日本水産株式会社
○実施日時:2022年10月15日(土)10時~12時
○会  場:「おさかなをはぐはむ湧水と海を守る森」(鳥取県船上山)
○参加者・参加者数:弓ヶ浜水産および共和水産役職員、ニッスイ職員、鳥取県および同県琴浦町などの関係者総勢37名
○実施内容:開会式では、主催者のニッスイよりサステナビリティ推進部長の西昭彦が挨拶、来賓として鳥取県中部森林組合の小川克彦代表理事組合長が挨拶しました。鳥取大学農学部教授の日置佳之氏よりレクチャーを受けた後、2018~19年に植樹した区域の下草刈りを実施しました。

保全活動参加者。鳥取県内のグループ企業の弓ヶ浜水産や共和水産が参加

鳥取大学農学部教授の日置佳之氏よりレクチャーを受けた

【対象区域の概要】
名 称:「おさかなをはぐはむ湧水と海を守る森」
所在地:鳥取県東伯郡琴浦町大字山川字勝田川頭西平807-4
面 積: 5.85ヘクタール
船上山と船上山ダムの間に立地する、東京ドーム約1.2個分の広葉樹林です。
保全活動の開始の段階では一部の樹木に枯死が見られ、森林整備が必要な状態でしたが、現在は枯木の撤去が終わり、2018~19年に植樹した苗木の80%程度が順調に生育している状況です。

以 上

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