「30% Club Japan(サーティパーセントクラブ・ジャパン)」に参加
2021年02月02日
日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 的埜明世、東京都港区、以下「ニッスイ」)は、企業の重要意思決定機関に占める女性割合の向上を目的とした世界的キャンペーンの日本での展開を担う「30% Club Japan(サーティパーセントクラブ・ジャパン)」(注)の活動趣旨に賛同し、1月18日に入会しました。
同団体は、TOPIX100の女性役員割合について、2020年7月末時点で12.9%のところ、2030年をめどに 30%とすることを目標としています。
同団体では、取締役会やマネジメントチームなどの企業の意思決定機関における健全なジェンダーバランスは、企業のガバナンス強化はもちろん、持続的成長の促進、そして国際的競争力の向上、ひいては持続可能な日本社会の構築に寄与するものと考えられています。
ニッスイは2016年3月に「CSR行動宣言」を制定し、マテリアリティの一つに「社会課題に取り組む多様な人材が活躍できる企業を目指す」を掲げ、ダイバーシティの取組みとして女性活躍推進を最優先で行っています。
このたびの30% Club Japanへの入会を機に、さらに社内のさまざまな制度の整備を進め、女性がいきいきと活躍できる風土を醸成していきます。
■代表取締役 社長執行役員 的埜明世のコメント
2007年頃、私が勤務していた北米のグループ企業では、役員に女性が就いているのは当たり前でした。会議では男性とは違う目線で意見を戦わせ、新しいモノやコトを生み出している様子を見て大変驚いた記憶があります。一方当社では今でも管理職として活躍する女性が多いとはいえません。優秀な人材が多く活躍する企業には、女性が働きやすい環境や制度が整っていますが、当社はまだその水準に至っていないものと考えています。
企業として現状に問題意識を持ち、多様性を受け入れ、さらに女性が活躍できる風土を醸成することで、男女を問わず優秀な人材が集まり、その中から革新的なイノベーションが生みだされると信じています。
多様性は企業における重要な経営課題です。ニッスイは、まず女性活躍を優先的に進めつつ、『多様な人材が活躍できるグッド・カンパニー』を目指してまいります。
(注) 30% Club Japanとは
「30% Club」は2010年に英国で創設され、取締会を含む企業の重要意思決定機関に占める女性割合の向上を目的とする世界的キャンペーンです。14ヵ国で展開されており、現在展開国の数は増え続けています。
日本でその活動を展開する30% Club Japanは、デロイトトーマツコンサルティングのジェンダー・ストラテジー・リーダーとして、ジェンダーに関わるコンサルティングを手掛けてきた只松美智子氏が創設したもので、2019年5月1日に正式に活動を開始しました。
企業、機関投資家、政府、メディア、プロフェッショナルファーム(※1)、エクゼクティブサーチファーム(※2)、大学等が協働する「統合的アプローチ」によって、企業はもちろん、社会全体に働きかけるさまざまなイニシアチブを展開して、効率的・網羅的に企業のダイバーシティを実現することを目指しています。
詳細は以下をご覧ください。
https://30percentclub.org/about/chapters/japan
(※1) 弁護士事務所・会計事務所・税理士法人およびその他のコンサルティング会社などの集団
(※2) 役員などの経営幹部または特定の専門的なスキルを持った人材をスカウトする
以上