チリでのメルルーサ漁業がMSC認証を取得
2019年10月03日
日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 的埜明世、東京都港区、以下ニッスイ)の連結子会社であるエムデペス社(Empresa de Desarrollo Pesquero de Chile S.A.、略称EMDEPES、チリ共和国サンチアゴ)ほか3社が操業する、同国第10州・第11州・第12州海域でのメルルーサ・オーストラリス(オーストラル・ヘイク)の底引きおよび中層トロール漁業・はえ縄漁業が、2019年9月24日付で、MSC認証(Fisheries Certification Requirement (FCR) Version 2.0) を取得しました。
ニッスイは1976年に大型トロール船の試験操業をチリ沖で実施、その結果が有望であったことから、同国海域での未利用資源の漁場開発を目的に78年にエムデペス社を設立しました。メルルーサ・オーストラリス、ホキ、キングクリップ、ギンヒラス、ミナミダラなど、それまで同国では漁獲実績のなかった水産物を漁獲して、洋上にて加工・冷凍して海外に輸出することを通じて、チリの水産業を発展させてきました。現在は、日本のほかヨーロッパ・南米・中国の各国に輸出しています。
今回のMSC認証取得を契機に、さらに幅広い世界のお客様に安全安心な天然魚をお届けすることを約束し、今後とも資源の持続的利用、環境および社会への配慮を徹底し、持続可能な漁業に取組んでいきます。
またニッスイでは、2016年度よりCSR経営の推進に着手しており、 その重要課題のひとつに「豊かな海を守り、持続可能な水産資源の利用と調達を推進する」を挙げています。ニッスイグループは海の恵みに感謝し、漁業や養殖などにおいて資源を持続的に利用する技術開発に取組み、環境や資源を次の世代に繋ぎます。
エムデペス社 会社概要
本社所在地 | チリ共和国サンチアゴ |
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代表者 | 取締役社長 Mario Inostroza |
設立 | 1978年10月11日 |
資本金 | 165,561千USドル |
株主 | ニッポンスイサンアメリカラティーナ社 (Nippon Suisan America Latina S.A.、略称NAL)100% |
事業内容 | トロール漁業、水産加工業、水産物輸出入業 |
従業員数 | 226名(2019年9月現在) |
所属船 | UNZEN、UNIONSUR |
以上