1尾・切り身・パック詰め
おいしい魚料理は、鮮度のよいお魚選びから。
種類を問わず共通の基本的なチェックポイント・独自の見分け方があるお魚・パックに入ったお魚の食品表示についてご紹介します。
1尾で購入する場合(例:いわし)
- あじ
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- ぜいごがくっきりとしてとがっている。
- かます
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- ひれが黄色い。
- かれい
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- 表面につやがあり、腹側は白く透明感がある。
- 目がギョロッと出ている。
- さんま
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- 背が青く光っている。
- 肩が張っていて口先が黄色。
- またはオレンジ色。
- たい
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- 目の上が青紫色。
- 天然ものは背にも青紫の模様が点々とある。
- 体の表面が赤く鮮やかで、鼻の穴が合計4個に分かれている。
- 養殖ものは背が焼けて茶色く、鼻の穴が縦に2個つながったような形。
- わかさぎ
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- 透明感があり、光っている。
- 腹の薄皮がしっかりしている。
切り身で購入する場合(例:さわら)
- さけ
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- 皮は白とグレーのコントラストがくっきりし、裏返すと骨が身から突き出て見える。
- たら
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- ぬめりがあり、血合いは濃いピンク色。身は透明感があるピンク色。
- 鮮度が落ちると白くなる。
- さば
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- 身は赤みがかったピンク色で透明感がある。割れた部分に角があるものがよい。
- ぶり
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- 血合いが鮮やかで身に透明感がある。
- 鮮度が落ちると身が白くにごってくる。
- かれい
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- 身は切り口のつやがよく、すじがはっきりしている。ひれはぴんと立っている。
- たちうお
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- 表面に傷が少なく、ぬめりがない。
- きんめだい
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- 表面につやがあり、身に透明感がある。
パック詰めされた魚を購入する場合
パックの底に敷いてある吸水シートに水や血が出ていないほうが新鮮です。
生食用以外の魚は、名称 原産地 養殖品か 解凍品か 消費期限 保存方法 などが表示されています。
いか・貝類
いかや貝類にも鮮度がよく、料理に合う素材を選ぶポイントがあります。
いか(例:するめいか)
あさり・はまぐり
殻に色つやがあり、全体的に厚みがあるものを選ぶのがコツ。
料理に適したサイズ選びもポイントです。
あさり | はまぐり | |
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大きさによって価格が変わるが、味のちがいはほとんどない。 汁物・佃煮・和え物・パスタにおすすめ。 |
直径7.5cm程度。 焼きはまぐりに使われるサイズ。 殻を使ったグラタンもできる。 |
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直径5.5cm程度。 お吸い物をはじめ、何にでも使える。 |
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直径4cm程度。 価格も手ごろ。パスタやにゅうめんの具に。 |
かき
パック詰めされたむき身のかきは、粒がはっきり見えるものを選ぶのがコツです。
殻付きの場合は、厚みがあり、重さを感じられるものを選びましょう。
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水揚げしたかきをそのままパックした加熱用に対し、生でも安全に食べられるように殺菌してあるのが生食用。
鮮度に差はないので、加熱して食べるのであれば加熱用のほうがおいしくいただけます。
ほたて
殻付きは生きているものを、むき身はふっくらと厚みがあるものがよいです。
貝柱は鮮度の違いによって生食用と加熱用に分けられます。
- あおやぎ
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- 色が濃い。
- 小柱は身のしまりがよい。
- しじみ
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- 殻を固く閉じている。
- 殻がふっくらと丸い形。
- あわび
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- 殻に深さがある。
- 身は太ってしまりがよい。
- バイ貝
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- 殻付きはふたがしまっている。
- さざえ
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- ふたをさわると、奥へきゅっと引っ込む。
- ムール貝
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- つやがある。
- 殻に厚みがあり、固く閉じている。