PERSON

人生は、スイッチひとつ。
計算できない未来へ進め。

経理部 財務課
大野 Oono
職  掌: CS
職  種: 経営管理
仕事内容: 財務
入  社: 2017年(経験者)

性格にマッチした、
経理という仕事。

自分の中でスイッチがONに切り替わる瞬間がある。なぜスイッチが入るかと聞かれると明確に答えるのが難しいのですが、いざONになると、とことんやり切らないと気が済まない性格。それが、私という人間だと思います。偏差値40台から1浪して難関大学に合格したこと。海外旅行の面白さにハマり世界20カ国以上を訪れたこと。これまで生きてきたなかで、何度かそういう瞬間がありました。経理の仕事に就きたいと思ったのも、まさにそのスイッチがONに入ったから。

新卒で入社したのは、とある容器メーカー。その会社でのこと。最初の配属は営業を希望していたのですが、新人研修を受講中に、ふと漠然とした不安がよぎりました。「これから自分の人生って、どうなっていくのだろう」と。転職が当たり前になりつつある時代。もしかすると、何か専門性を身につけた方が、のちのち自分の武器となり、助けになるかもしれない。会社には申し訳なかったのですが新卒からそんな考えを抱き、専門性が身につきそうな職種を調べた中で行き着いたのが、「経理」でした。学生時代、数字には苦手意識があったものの、背に腹は変えられない。これが私のスイッチがONになった瞬間。配属希望を営業から経理にチェンジして、人事にどうにか頼み込み、偶然ポストが空いていたのか運よく、私はそのキャリアをスタートさせたのでした。

いま考えると生意気な考えで経理に就いたわけですが、もちろん仕事には真面目に取り組みました。1社目では、一通り基本的な経理の業務を身につけたのち、2社目ではもう少し大きな規模の会社に転職。そこで連結決算業務の経験を積みました。2社目までで10年のキャリアを積み、次は海外勤務を視野に入れて、当社に転職してきました。私の体感でいうと、経理の仕事は、日々の勉強や情報収集、経験の積み重ねが、成果として如実に現れる仕事だと感じています。1年前にはできなかった業務でも、地道に積み重ねていけば、必ずできるようになる。試験や資格の勉強のようにコツコツと努力すれば確実に身になることを考えると、自分みたいなとことんやり切るタイプには、性に合った仕事だったのかもしれません。

任されたのは、
資本政策。

そうして、経理担当として当社に入社した私ですが、入社4年目から任されるようになった仕事が、「財務」。これまでのキャリアでは関わったことのない、未知の領域でした。仕事を任せる社風だとは聞いていましたが、まさかここまで潔く業務を任せてくれるとは...。驚きでした。

私に課された主なミッションは、2つ。1つは、国内外の取引先へお金の支払いを行う「為替業務」。もう1つは、銀行からお金を借り入れする「資金調達」。こういうと非常にシンプルに聞こえますが、日常的なルーティン業務である為替業務と、会社の事業運営に関わる資金調達を同時に担当するのは業務量も多く、なかなか高カロリーな役回りです。それでも、経験したことのない業務にチャレンジさせてくれるのは私にとって非常に刺激になり、信じて任せてくれる当社の社風は、個人的にはとてもありがたく思っています。

面白いのは、会社の資本政策の検討や会食のセッティングまで、大小さまざまなことを日々、CFOとコミュニケーションする機会が多いことです。以前の会社ですと、CFOに対するプレゼンは、部門長レベルの方が代表して行い、私がお話する機会もありましたが、5〜6年働くなかで数回ほどしかありませんでした。それが当社ですと、イチ担当者が責任を持って業務を遂行できる。入社するまでは、まさか自分が当社グループの資本政策に携わるなんて、思いもよりませんでした。こういう経験ができると、自分の知識や経験がまだまだ足りていないことを痛感します。だからこそ、もっと自分を高めたいと、気合のスイッチが入ります。

世界を見据えて。

経験者採用で、当社以外の経理業務の実情を知っている身からすると、当社にはまだまだ取り組まなければならないことがたくさんあると感じています。例えば、今後ますます当社グループ事業のグローバル化が進むことを想定すると、日本独自の会計基準ではなく、国際会計基準に準拠する必要があります。この移行を手がけていくには、各国の会計基準をイチから検討していかなければならないので、とても骨太なプロジェクトになると予想しています。他にも、日々の業務改善でいうと、手作業や紙上で処理している業務なども多いため、そうしたアナログな部分を、今後はデジタル化・システム化していく必要もあるでしょう。こうした改善の余地が大いにあると思うので、私自身もどんどん手を挙げて取り組んでいきたいと思っています。同じようなチャンスは滅多にないですからね。

そして何より個人的な最大の目標は、転職した理由にもなった、海外での活躍です。海外で働く際は、管理部門全体をマネジメントする立場を任されることが多いので、経理・財務に捉われずに視野を拡げるためにも、新たな分野の業務にも携わりたいです。コーポレート業務のポジションから海外駐在の経験を積んでいる社員もいますので、私も数年のうちには実現できたらと思っています。

ひょんなきっかけから、経理のキャリアを歩んできた、私。この先には、どんな出来事が待ち受けているのでしょうか。でも、私は知っています。どんな未来がやってきても、きっと柔軟に、楽しめる自分がいるのだと。どうせ、人生は一度きり。スイッチONに切り替えて、どこまでも突き進んでみたいと思います。

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